「悪いのは私なのよ全てをあの人に押し付けて…そのせいで千紗に辛い思いをさせてしまったわ…」


真子と莉子は何も言えないでいた


「夜中に私のベッドに潜り込むの…そして安心して眠るの今でもそう…だから私がいない日はきっとよく眠れないのよ…誰かの温もりを感じていないとダメなのね」


「温もりですか…」


「そうあの人が与え続けた温もりと安心感…いつの間にか千紗はその虜になってしまっていたのかもね…私の母がいた頃はまだ良かったの…私が居なくても母がいたから…」


「千紗は何も言わないから…強い子ですね」


千紗ママはふっと笑って言った


「私の為に強く見せてるだけよ…きっと本当は弱い子…だから1人で眠れないのよ…これからも千紗の事よろしくね」


千紗ママは涙ぐみながら真子と莉子に微笑んだ


「「はい!!」」


2人は勢い良く返事をして返した


「ありがとう」


3人共涙ぐみながら笑っていた…千紗の事を思いながら