翌朝あたしは亮の腕の中で目が覚めた


薄暗いのでまだ時間は早いのだろう


ぼーっとしながら隣を見ると昴が眠っていた


「昴…ん?…何で?!洋輔は?!」


あたしが驚いて起き上がろうとした瞬間


グイッと腰を抱かれ昴に引き寄せられた


「きゃっ」


昴の腕の中にすっぽり収まったあたしは突然の事にドキドキしていた


「すっ昴?洋輔は?」


「ベッドの下に落ちてるよ…クスッ寝相が悪くて自分で落ちたんだろうね…大丈夫だよよく眠ってるみたいだから」


「そっそうなの?でっどうして昴がここに?」


あたしは顔を上げ昴を見た


ふふっと妖しく微笑みあたしの方を向いた