「うぅーん…くるしっ…」


息苦しさで目を覚ますと亮と洋輔が両方からあたしを抱き締めて寝ていた


「苦しいと思った…あたし抱き枕じゃないんですけど…」


でもあったかいな…またうとうととしかけていた


あたしはあの感覚をふと思い出し少し緩んだ2人の腕の中で身体を横にした


そして胸に顔をうずめ目を瞑り香りを胸一杯吸い込んだ…亮の香りを…


「んー落ち着く…」


亮の腕の中は妙に落ち着く…甘やかされてるようでふわふわして気持ちが良くなる


─癖になりそう─


亮がぎゅっとしたからあたしも背中に手を回してぎゅっとした


寝ぼけているのかあたしの頭に頬をすりすりしていた


そんな亮を可愛いく思いながらあたしはいつの間にか眠りについていた