あたしを抱き締め眠っていたのは亮だった


「…うるせーなぁ」


バタンとドアが開き洋輔と昴が慌てて入ってきた


「大丈夫?!どうかした…?って…えっ?!」


「あー亮!てめぇ何してんだよーまさかお前…ちっ…我慢なんてしなきゃ良かったぜ…」


「我慢って何?…もしかして…亮も洋輔も1人で眠れないの?」


「「はいー?」」


「あたしも眠れない時はママのベッドにお邪魔してたよ?…
人の体温って落ち着くよね」


あたしはニコッと笑って亮を見た


「…いやっ…その…あー俺は…「そうなんだよ…1人で眠れない時もあるんだよね…だからたまに一緒に寝ていい?」


寂しげな顔をして洋輔が言った


「…しょうがないなーたまにだよ?いい?」


天然なのか純粋なのか…