その頃学校では真子と莉子が授業が始まっても一向に来ない千紗を心配していた


「出ないよ…」


携帯も繋がらない…どうしたと言うのだろうか


訳もわからず不安がよぎる何かあったのだろうか？


彼らなら何か知っているかもしれないと急いで電話をかけた


「もしもしっ」


『んっだよ…てめぇらのせいで俺達…』


「千紗が来ないの！何かあったの？！」


『来ないってどういう事だよ…？！千紗は俺達より早く家をでてるんだぜ！』


「そんな…でも来ないし…携帯も繋がらないのよ！」


『……多分昨日の俺達をあいつは見てたんだよ…てめぇらが変な気まわすからだろうが！』


｢えっ…！」


自分達がよかれと思ってした事が逆に千紗を傷つける事になった


２人は思いもよらない事態にうろたえていた