侠也がマジで惚れてるのはすぐに分かったし、俺はこの思いを断ち切ろうとした。



海へ行った時も、凛子と友達のノゾミちゃんが変な野郎に絡まれてる時、俺はつい凛子に駆け寄ってしまいそうになった。

侠也がいるのに。



そのあと海の中でキスをしてるふたりを見た時は何とも言えねぇ気持ちに襲われた。




侠也の昔の女が溜まり場にきた時、凛子が顔が曇っていったのも気づいてた。



弱ってるお前に漬け込みたかったけど、侠也の存在がそれを止めた。