侠也がリュウキの頬を思いっ切り殴ると、リュウキは倒れてしまってそのまま起き上がれなくなった。



フラフラのままあたしの方までやってきた侠也は、あたしの目の前でフラついてしまった。



あたしは侠也を抱き止めながら一緒にしゃがみ込んでしまった。






「………侠也ッ」


「……勝ったから…お前は俺のもんだな」






あたしは言葉にならなくて涙を我慢しながら頷いた。