「邪魔だ。どけ」





ナンパ男たちの後ろからそんな声が聞こえてきた。



男たちもあたしたちもその声の主へと目を向けた。



あっ!あの人…昼間の。

……ブラックのキング?



ナンパ男たちは「ひぇっ」みたいなおかしな声をだして去っていった。



彼らはキングの事を知っていたらしい。