ブラックホール〜俺様最強キング〜Ⅰ

「絶対手離さないでよ」


「分かってるって」





背の高い侠也にさらに深いところまで連れられてこられた。



侠也の肩くらいの位置で立ち止まった。






「なぁ、凛子」





久しぶりに名前を呼ばれてドキッとしてしまった。



海のせいだ。
太陽のせいだ。