あたしは食べるのを途中でやめて侠也の横の椅子に座りにいった。





「侠也、ごめんね」


「なんで、お前が謝る?」


「あたしのせいで機嫌悪いんでしょ?せっかく海に来てるのに」


「………お前のせいじゃねぇよ。食ったら一緒に海入りにくか?」


「うん」





多分、あたしがちょっとビビって海に入るのに躊躇してたから言ってくれたんだと思う。



ほんと、なんて人の気持ちがわかるやつなんだ。