仲間がやられたら自分が痛みを感じるんだ。


もちろん体じゃなくて心に。



多分、自分がやられたほうがマシとか思ってんだろうな。




あたしは侠也に引っ張られてシートに戻った。



どっかから氷をもらってきてくれたナオトはそれをタオルに包んでくれて頬を冷やした。






「もりりん、大丈夫?」


「うん、ノゾミは何もされてない?」


「うん」


「よかった」