ナオトがあたしとノゾミにジュースを出してくれた。



もう夜だって言っても夏の夜は暑いしのど乾いてたんだよね。



ナオトが飲み物を出してくれるとか初めてだけど。


ノゾミがいるからいつもと違ってお客さん扱いなのね。





「しかしいっぱい買ってきたな」




袋の中を軽く覗きながらナオトが言ってきた。





「なに?これ、水着?海行くの?」


「ちょっと、ナオト。見ないでよ」