でもこの夜景のせいか侠也がカッコ良く見えて仕方ない。



暗闇で顔が微かにわかるこの夜の中だけど。






「なんだよ?」





いつの間にか夜景じゃなくて侠也の顔をジッと見つめてしまっていたらしい。





「べ、べつに。なにもないから」


「見惚れてんのか思った」


「はぁ??ばっ、馬鹿じゃない?!」