体を起こし、立ち上がる。



ベッドから下りて、体をすこしほぐす様にストレッチする。



「おはよう。桃李。」



「こんにちわの時間だ阿呆」



口悪いなぁー。ま、別にどうでも良いけど~。


頭が紺色で、瞳の色がピンク。さっき見たのは、彼の瞳だったらしい。

そんな彼は我が唯一の兄弟、弟でございます。

本名芦屋桃李(アシヤトオリ)。桃って名前が嫌いらしい。




「学ラン着てるし・・。学校は?」


「面倒だったから、早退」



まぁー不良よ不良~。


「とりあえず、下行くぞ」



「ん~」



僕は黙って桃李のあとをついていく。