カチャッ


「あ、ども」



瞬君が、紅茶を出してくれたのでありがたくそれを頂く。

あ、おいしい。


「Uva(ウバ)だね。」


「おー。よくわかんじゃん。」


「産地は、スリランカのセイロン島南東部。好ましい刺激的な渋みを伴う芳香な風味と、一般に薄荷に似た、ときに甘い花のような香気を持っていて、飲んだ時にメントール香を感じ取れるのが高品質とされている、ダージリン・キーマンと並ぶ三大銘茶の一つ。だった気がする」



「・・・おっまえ・・・すっげぇーな」



「無駄な知識だよ」



「でも、お前一般人がそんだけ知ってたらじゅうぶんなんじゃねぇ?」



「そうかな?ま、いいや。で、本題に移ろうか」



僕の雑学のせいで変な方に話が行ってしまった。