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「ハァ、ハッ…もしもしっ!!」

≪あ、伸也?≫

伸也は息を切らせながら電話に出た

「…っ遺体で発見されたってどういうことだよ!!」

《………》

「母さん!!」

伸也は職員室で電話していることも忘れて

母に答えをせかした

「なぁ、何で遺体で……!!」

《……っそんなの、こっちが知りたいわよ…》

母は涙を抑えるかのような声で答えた

「…っそう、だよな……悪りぃ…」

伸也は俯いて唇を噛んだ

≪……今、警察にいるの…悪いけど、今すぐ来てくれる…?≫

「…あぁ、わかった」

ガチャ

伸也は静かに受話器を置いた

「……先生、すみません…早退させてもらいます…」

「わかった……気をつけてな?」

伸也は先生の言葉に小さく頷いて

職員室を出た