紫奈は照れ臭そうに笑いながら紅茶を持ってきた

「ばれた?」

「うん、だって顔がにやけてるもん」

呀江は紫奈の頬を指さしながら言った

「そんなににやけてたかな?」

「にやけてたよ……で、何があったの?」

「……知りたい?」

紫奈は意地悪な顔で呀江に聞いた

「うん、知りたい!」

「フフ……実はね、もうすぐ会えるの」

紫奈は満面の笑みを浮かべているのに対して

呀江は訳が分からないというような顔をしていた

「……会えるって…誰に?」

「それはね~……秘密!」

呀江はこの後酷く後悔した

「え~、教えてよ!」

「フフ……今夜屋上にこればわかるよ」

なぜこのとき

「本当!?じゃあ、今夜屋上に行くね」

「いいよ、じゃあ今夜満月が南中するころに屋上に集合ね?」

"誰に"会うのか"誰が"会わせてくれるのかを

詳しく聞かなかったのだろうと……