「ど、どこ行くの?」

「……帰る」

双樹はベランダに出て

手すりにたった

「ちょっと待って!!」

紫奈は双樹を引き止めた

だが

「……満月の夜、屋上で…」

と言って双樹は水になり雨とともに降りていった

「………」

ザァァァァ…

部屋には帰ってきたときと同じ

雨音だけが響いていた

「………寝よう」

紫奈は再びベッドに戻り

深い眠りについた

その様子を

白猫が薄ら笑みを浮かべながら見ているのに

紫奈は気付いてなかった