マンションに着いてから

やっと紫奈はやっと口を開いた

「ごめんね……呀江」

「謝らなくてもいいよ、家族だもん」

呀江は優しく微笑みながら言った

「……うん…」

「じゃあ、明日また来るからね」

「……うん…ありがとう」

紫奈はやんわりだが微笑んだ

呀江は笑顔で出ていった

「………」

ザァァァァ……

静かな部屋に雨音が響く

「……硅さん…」

紫奈は部屋を見渡し

明日からここに一緒に住むはずだった

硅の名前を呼んだ

「……いるはず…ないのにね…」

紫奈はそのままベッドに倒れ込み

眠りについた