「これは知り合いからもらったやつ」

「……知り合い?」

双樹は首をかしげた

「あぁ、昔もらったやつだ」

「……知らない」

双樹は少し首をかしげた

「……もらったのは双樹に会う前だから、知らぬのも無理はない」

白猫は砂時計を寂しそうに見つめていた

「……白猫様?」

「…なんでもない……さぁ、行こうか」

白猫は砂時計をポケットにしまって窓枠に立った

「憐れな者たちの望みを叶えに……」

「……はい、白猫様」

双樹がそう言った瞬間

二人の姿は消えていた