寝ようと思っても 緊張して寝れねぇ・・・ 藍は一生懸命黒板の字を ノートに書き写していた。 そして教科書に目をやる。 綺麗な黒髪――― 触れてみたい 俺はそう思いながら 思わず見とれてしまう。 「ん?」 藍は俺を見た。 「・・・っ!//」 不意打ちだった。 俺は寝たふりをする。 いくらなんでも無理があるよな・・・ 隣でくすくすと笑う藍。 あぁ、好きなんだな。 俺は確信したんだ。