あれから、あたしは毎日誕生日ネックレスをつけている。
ブルーですごいキラキラしてて・・・
「優ーおはよう」
「おはよう」
美樹もあれからずっとつけてる。
「美樹ーこのネックレスあたしすごい気に入ったー」
「あたしもー!」
美樹も気に入ったらしくて、首元はいつも輝いてる。
それにしても・・・
「美樹」
「ん?」
「あたし・・・あれから馬鹿呼ばわりなんだけど」
「あーごめんって!でも、男子は『おバカちゃん』って言ってるよ」
「おバカだから同じじゃん」
「かわいいと思うけどな~」
「他人事だと思って」
「まぁまぁ。この学校じゃけっこう有名じゃん」
はぁー!?
「有名になってんの!?あたし」
「うん」
えええええええ!
そんなおバカで有名ってマジやなんですけどー!
「前にね、先輩からさ優を紹介して!って言われてさ」
先輩までにも!?
「それで?」
「断ったけどね」
だよね。
よかった。
「まぁーいいじゃん有名だよ?」
「おバカで有名って初めて聞いたわ」
斜めにいた翔が話してきた。
「こっちだってなりたくてなったわけじゃないし」
「まぁーこのクラスに広まったのがやばかったな」
「なんで!?」
「んーこのクラスって3年とかかわりあるやつ多いから」
多いの!?
てか・・・何!?今日はこんなことありました的な報告!?
えー!
何それ!?
「でもーみんな悪気はないし」
なくても・・・こっちはいい迷惑。
「まぁー大変だな」
「大変ってもんじゃないよ」
あたしち3人で話してたら輝が来て―・・・
「優~おまえに会いたいって言ってる奴がいっぱいきてっぞ」
はぁー?
そんな報告いらないし!!
「それって先輩?」
美樹が聞いた。
「そうそう」
やっぱ先輩!?
てか、普通のこと言ったのになんでそこまで広まってんの!?意味わかんないー
「なんかめっちゃ覗いてる」
「見ない見ない」
「でもー・・・」
その時肩を叩かれて・・・
見たら―・・・
「優ちゃん?」
「え・・?」
「優ちゃんだよね!?一回話してみたかったー」
なんと・・・先輩女子の方々。