どうしたらいいのかわからなかった。
でも・・・・目を覚ましてくれた。
ちゃんとあたしの願い叶えてくれた。
翔、頑張ったね。
あたしは決めた。
「翔さん・・・クラスメイトの優ですさっきはごめんなさい」
「優ちゃん・・・?」
お母さんはあたしの言ったことに驚いてる。
でも、翔にとってこれが一番いいことなのかもしれない。
「いいって別に気にしてねぇーよ」
「あ、これ前から作ってたのよかったら飾ってね」
前々から一人で作ってた千羽鶴を渡した。
「手先が器用じゃないから変だけど・・・」
「作ってくれたん?」
「うん」
「一人で?」
「うん」
「サンキュー」
翔はあたしの作った鶴を手に取った。
「お母さん・・・・あたし帰ります」
「でも・・・・」
「いいんです。大丈夫です」
「・・・優ちゃん・・・」
「また、会いましょう」
あたしは笑顔で言った。
笑顔だったかはわからないけど・・。
こんな状況で笑えない。
あたしはすぐに病室から出た。
あふれてくる想いがとまらない。
翔のいろんな顔ばかり浮かんでくる。
もう・・・あたしの初恋は終わった・・・・。