その瞬間ドアが開いて‐・・・
「何こそこそしてんの!ふざけんな!」
そういって女に連れてかれた。
翔が助けてくれそうだったのに・・・
「翔はくんな!」
翔を保健室に残してカギを閉めた。
翔はドアをバンバン叩いて「開けろコラ!」って怒ってた。
「ちょ、放して!!」
この女はあたしを図書室に連れて行った。
「放してって!」
あたしはこの女の腕を振りほどいた。
「あんたなんなの!」
「は?あんたこそ何!?」
「は!」
なんなのこの女!
「まぁーいい。あたしは愛」
「優・・」
「そ!てか、あたしの翔に何!?なれなれしい!」
「そっちじゃん!あと、翔はあんたの彼氏じゃないから」
「ふーん。」
「な、何!?」
すっごい偉そうでなんかイライラするな!!!
「翔の事好きなんだー」
「・・・っ」
「でも、もう翔はあたしの物」
あたしは握りこぶしをぎゅっとした。
「翔は・・・渡さない。あんたよりあたしのほうが翔の事好きだから!」
「は!?」
「大好きだから!」
あたしはそれだけ言って勢いよく図書室を出た。