6月、


―カランカラン―


今日はついに美月と雅也くんの結婚式。


報告を受けてから、まぁ、いろいろあり…

今日、やっと二人は結婚する。


本当に自分のことみたいに嬉しい。


「晴れて良かったよね。」

『だな!』


私と真尋くんも相変わらずで、

変わったのは真尋くんが社会人になったことくらい。

誘われた大手会社でバリバリ働いているらしい。

夢は海外進出だって。


『紗羅?』

「あ、ごめん、」

『別にいいけど。美月先輩とこ行くだろ?』

「うん。真尋くんはどうする?」

『俺はいいよ。』

「じゃあ、行って来るね♪」


真尋くんと別れ、美月が待つ控室に向かう。