「あ、そういえば、みんなに報告!」

突然そんなことを言い出した美月。

「…??」


「私ね、結婚することになったの」


「『・・・』」


「ぇ、それ、ほんとなの?!」

「うん。」

「わ~、おめでとうございます!美月先輩!」

「ありがとう!」


わかってるのに一応確認してみる。

「相手って…」

「もちろん雅也だよ。」


「そっかぁ。良かったね、本当におめでとう!」

「ありがとう~、紗羅。」

私たちは抱き合った。

本当に、嬉しかったから。