その後、

真尋くんが作ってくれた晩御飯を食べて…

他愛のない話する。

「あ、そういえばね、初めて仕事頼まれたんだ♪」

『へー、凄いじゃん!』

「あ、真尋くんはどのデザインがいいと思う?」

『俺?』

「うん、参考にしようと思って」

『んー、』

私が聞いたことにちゃんと真剣に答えてくれる真尋くん。

『これ、かな』

「あ、それ私も一番好きだったの」

『頑張って』

「ありがとう」

あんなに決まらなかったデザインが…

真尋くんに選んでもらって“これにしたい”と思った。

それって単純かな…。