プルルル―…ッ

「…!?」

いきなり家の電話が鳴ってびっくりしながらも、

リビングに行って電話に出た。

「も、もしもし…?」

「あ、紗羅~?今って暇?暇ならさ~」

その声に少しホッとした。

「美月…」

「ん?何?なんかあった~?」

やっぱり美月は鋭くて…。

「ううん、何でもない。暇だよ?」

いつも助けてもらってるね…。

「うん、じゃあまた後で。」

電話を切ってすぐに美月の待ってる喫茶店に向かった。