『で、この人は…?』

私の目の前にいる真尋くんの方に姿勢を変えた高杉さん。

あ、そっか…高杉さんは真尋くんと面識ないんだっけ…。

「この人はね、ママのお友達なんだって!真尋くんっていうんだよ☆」

名前…もう覚えたんだね。

凜が私の変わりに説明してくれた。

『ふーん、そうなんだ。』

どうでもよさそうな高杉さんの答え方。

『そういうソチラこそ、一体誰なんですか?』

少し、二人の間に火花か散ってるように見えるのは気のせい…!?