数ヶ月後、

久しぶりに美鈴ちゃんと慎吾くんとお茶をした。

その時、慎吾くんから真尋くんがアメリカへ行ったことを聞いた。

「真尋くんの夢、叶ったんだね…?」

喫茶店で二人と別れて、公園のベンチに座っていた私は、

青空に向かってそう呟いた。


私はというと、

赤ちゃんは順調に育っていた。


早く、会いたいな―…?


私は、このお腹にいる赤ちゃんと二人で…

頑張って行くよ。


ねぇ、赤ちゃん?

こんな私の元に来てくれてありがとう―…。