幸せの道へ[*続*先輩♀×後輩♂]

だけど、帰って来たのはアッサリした言葉だった。

『…、わかった。』

私が望んでたこと。

「今まで…ありがとう。幸せになってね。」

これで…良かったんだよね――…?


なのに、次々に涙が出て来る。

真尋くんに背を向けて歩きながら、私の顔は涙でいっぱいだった。

気づかれてナイよね―?

今だけだから、泣かせてください…―。


8月が終わる頃、長年付き合った真尋くんと終わった。