私たちが付き合い始めた思い出の場所にやって来た。

ちゃんと、話さなきゃ。

「真尋くん、話があるの。」

組んでいた腕を離して私は話始める。

『どうした?急に…?』


「真尋くん、今日で終わりにしよ?」


言った…。
言っちゃったんだ…。


すぐに声を発したのは真尋くん。

『は?どういうことだよ!?』

いつもの真尋くんじゃなくなった…。

そりゃそうだよね。

だって、いきなりだもん。

でも、私は動揺を隠して冷静に言う。