‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「お華。ほらサンマ」 「あ、犬君ありがとう」 「お華ちゃーん!一緒に食おうぜ」 ほかの生徒たちが呼んだ。 「いまいく!」 お華が行こうとすると─… 「待てよ」 犬君がお華の腕を掴んだ。 「犬君…?」 「後で俺の部屋にこい。渡したいものがある。お前、今日誕生日であろう」 「あ!そうだった」 「お華ちゃん!」 生徒達が呼んだ。 「ん。後でいくわね、犬君」