「…って、ああぁぁ!!!急がなきゃ!!沖田隊長、佐伯さん!ちょっと用事があるので失礼します!!!」
くるりと慌てて走り出した私を、二人がポカンと見つめていたことを、 知るよしもなかった。
猛スピードで門まで走ると、お梅さんが待ちくたびれたような顔をしていた。
「お待たせ…しましたぁ…」
「ほんまやわ。こんなに待たされたのは初めてやわ。」
「ちょっと…沖田さんと話を…ああほら!それより早く行きましょうよ!!!案内してくださるんでしょう?」
そうまくし立てて、お梅さんの腕を掴んで外へ出る。
調子ええんやから…なんてブツブツ言いながらも、その横顔には笑みが見えて私まで嬉しくなる。
.
