首筋に当てられた小刀を見て、お梅さんを睨む。
「…なんの…つもりですか…?」
「だから、甘いって言ったんや。私があんたを殺さへんって確信があったん?」
「だからって…!!私を殺す理由もないでしょう!?」
「悠希はんは、随分と安全な世界にいたようやね。もしかしてどこぞのお姫様かしら?」
挑発的な言葉に唇を噛む。
さっきまで、親身に話を聞いてくれていたのに…
「ほんま、笑っちゃうわぁ…こんな甘い子が武士になって近藤はんを守ろうなんて…なぁ?私に簡単に首を捕られるようじゃ他の誰かを守れる訳ないやろ?」
妖艶に、その唇がニィと三日月を描く。
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