ここには、いられない?
「どうして…ですか?」
「え?そらぁ…此処は女性厳禁やないの。本来なら私も此処におったらあかんねんけどな…」
「女性厳禁…?」
「そおや。大体、なんで女の子が刀持つん?おかしいやないの。」
おかしい、のだろうか。
考えたこともなかったけど、確かに武士といえば男だ。
「此処はな、悠希はんが思う以上に危ない場所なんよ。人を斬って、自分だっていつ死ぬか分からん。明日が最後だとしてもおかしくない。そんな世界や。」
まっすぐな瞳が私を見つめる。逸らせないままに、私も見つめ返した。
「…今ならやめられる。今すぐにでも言いに行きなさい。私も、一緒に行くから…な?」
お梅さんは、優しくそう言って、私の隣に寄り添い、肩を抱いてくれた。
.
