だんだんと近づいてくる彼らから、ただ視線が外れない。
恐怖なのか、歓喜なのか。
たった一日、身につけなかっただけなのに、あの浅黄色がひどく懐かしく思う。
先頭を歩くのが、原田さんだとわかるまでの距離となった。
耳障りな風の音が、低く唸る。
立ち尽くす私を、嘲笑うかのように。
音を立てそうなぐらい、バッチリ合った視線。
原田さんが私を凝視した。
「おい、そこの…」
「…雅様!」
原田さんが私に問い掛ける声に、後ろから誰かが被せるように叫んだ。
みやび、さま。
雅様?
誰のこと?なんて呑気に考える。
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