サクラ咲ク


「ここにいる奴らはみんな、あんたに惹かれて、あんたについてきたんだ。俺一人じゃ、壬生浪士組は、ここまで来なかったろうよ。」





俺一人じゃ。




その言葉の中に、この二人の強い信頼を見た気がした。




お互いが必要で、大切な存在。



足りないものを補い合って、そうやって、ここまで歩いてきたのかしら。



綺麗だと思う。

ただ、その関係が綺麗だと。


無駄なものを全て捨てて、出来上がった色はきっと空の色。





「なぁトシ。もし俺が何か間違った時は、お前が俺を斬ってでも正してくれ。」



「・・・はっ。当たり前だろ。」




土方さんはそう言って少し笑った。




影から少し覗いて、その横顔を見る。




幸せそうに目を細める土方さんを見て思わず息を飲む。



あんな顔も、するんだ。



いつも眉間にしわを寄せているから。


あんな風に、笑ったりするんだ。





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