「では、温かいうちに広間に運ぼうか。藤堂くんはその寝癖をなんとかしておいで。」 山南さんは藤堂さんの寝癖を見て笑った。 つられて私も笑うと藤堂さんは唇を尖らせた。 「なんだよ、二人して・・・」 小さくぼやきながら藤堂さんは台所を出て行った。 再び山南さんと二人になって、穏やかな沈黙が流れた。 「藤堂くんと悠希くんは、少し似ているね。」 不意に山南さんはそう言った。 .