サクラ咲ク




「誰にも聞いてない、ですか。ならば、勘だとでも言うのですか?」




怖い。




その瞳や声が、冷たすぎて、ただ怖いと思う。




同じ、人間なのに。




まるで神様の怒りにでも触れたような、そんな感覚。




だけどきっと、これが本当の姿。




ヘラヘラと笑って、いつも穏やかな沖田さんが嘘だとは思わないけれど。







「………昨日、沖田さんと原田さん…それから近藤さんと土方さんが何か話し合っているのを見ました。」



「へぇ…それだけで?」



「でも確証はなかった。もしかしたら…ぐらいにしか。だから………鎌かけたんです。」







もしかしたら、とは思っていても、会話を聞いたわけじゃない。


ただ、四人でいるのを見ただけ。


だから鎌をかけた。

リスクが高いとは思っていたけど、見事に引っかかてくれた。





だけど…
私は真実を知って、どうしたいんだろう。





お梅さん達が、生き返るわけじゃないのに。








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