サクラ咲ク




真っ赤な世界の真ん中に、重なるように在る二つの塊。





被さるように在るそれは、真っ赤に染まれど見間違えるはずのない姿。







「嘘、でしょ……………?」









ふらり、とその見慣れた姿に近づく。







「嘘、だよね……………?」






震える声が、小さな部屋に響く。








「嘘って言ってよ……!!!!ねぇっ!!!!!!」







真っ赤なそれに、抱き着く。
乾ききっていない赤が、私の服に染み込むのが分かったけど、構っていられない。



ごろん、と力なく私の腕の中にあるその姿は………







「嫌ぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!!!」










あの青い世界で、悲しげに笑ったお梅さんが脳裏に浮かんだ。









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