サクラ咲ク




結局、あのまま眠れずにぼんやりと部屋の片隅に体を寄せて一晩を過ごした。




東の空が少し明るくなった時、不意に外が騒がしくなった。





何だろう、と思って廊下に出ると、隊士の人たちが慌てたように走っていた。






「あ…永倉さん!!!!!」





通り掛かった永倉さんの着流しの袖を掴んで呼び止める。





「どうしたんですか?何があったんですか…?」






袖を掴んだまま聞くと、永倉さんはガタン、と座り込んだ。






「永倉さ…」


「………が…、」



私の言葉を遮り、俯いたままの永倉さんがボソリと呟いた。



「芹沢局長が殺されたんだよ!!!!!!」






涙を堪えて叫ばれたその言葉に、私の思考回路は停止した。










え………………?












「あはは…そんな…笑えないですよ…」








芹沢局長が、殺された…?










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