「…まぁそういう事よ。私たちは味方でいてあげるから、何かあったら頼りなさい。」 お梅さんはそう言って、一瞬芹沢局長と目を合わせてにっこり笑った。 「お梅を守ってくれた恩もあるしの!」 力強く頷いてくれたお梅さんと芹沢局長に私は思わず抱き着いた。 「あらあら…」 「刀なんぞ持ってもやはり子供は子供じゃな。」 クスクスと笑いながら私を抱きしめ反してくれた二人に、少し涙が零れた。 .