へたれだって恋・・・らしきもの・・・をすることもある、て話~ヘタコイ~

「森川先輩!何してるんですか?」

とフェンス越しに声をかけられた時は
ビクッと身体が反応してしまった。

1年生の荻野くんは、1年生なのにレギュラー入りしようかという上手なコだった。

それがどういうわけか、下手くそなボクのことを先輩先輩と慕ってくれていた。

なんだかこんな姿を見られたくはなかった。

「なんでもないよ」
と言ってデッキブラシをプールサイドに放った。