へたれだって恋・・・らしきもの・・・をすることもある、て話~ヘタコイ~

「こっちは目立ちたくないと思ってるのに、目障りに思うヤツもいるらしくてさ」

今度は何の話?

「やたらとつっかかってくる男のコがいたんだけど、ある時ほんとに喧嘩になっちゃって」

喧嘩?

「そしたらあっさり勝っちゃった」

小学校くらいだと女子の方が力あったりするしね。

「次にはなんか高学年の男のコまで出て来たんだけど、また勝った」

・・・強いな。

「今考えると、そこで負けとけば良かったんだよね。なにか知らないけど最強とか言われだして。うわさばっかり大きくなって。実際に喧嘩したのなんか数えるほどしかないのに百戦百勝みたいな勢いで」

そしてレイはさみしそうな顔をして、

「そうするとだんだんまわりから友達がいなくなって・・・悪そうな奴らは寄って来たんだけど・・・もとからの友達で残ったのはミエだけだった」

と言った。