…おっと! 部屋に誰かいるかもしれないしな。 "執事モード"に切り替えないと。 「すみません…誰かいませんか?」 部屋の中はしん、としている。 「会場までの道がわからなくて…」 はた、と気付いた。 しんとしている中、何者かの寝息のようなものが聞こえてきたのだ。 俺は引き寄せられるかのように寝息が聞こえてくる方へ歩を進め… 「っ!?」 …そこにはソファーに横たわる美少女が眠っていた。