「永井君は留学してたから知らないんじゃないかな?」 1人の女子生徒が声を掛けた。 いや、確かに知らないけどさ…俺は本物の執事だから余裕だし。 問題は優海だろ。 お嬢様がメイドをやるなんて… 「じゃあ二人共、来週皆に指導してあげてね!」 委員長の一声に現実に引き戻される。 今日は衣装のデザインとかを考えたりするらしい。 「よかったら今の時間PC室でメイド喫茶とか調べてくれば?」 と、後ろから声がした。