…み



…ゆ…み


誰かの声がする…



…起きてください……


…優海お嬢様……



起きてって…ちょ、私まだ眠いんだって……



「ん゙ー」



「おい、起きろって言ってんだろ優海」



その聞き覚えのある声色にハッと目が覚める。



と、同時に掛けられていた布団をバァっと剥がされた。



「っちょー!?」




「おはようございます。優海お嬢様」




意地悪な微笑みから一転、素敵な執事モードに切り替わる。