『ふっ・・・んん・・・ぁ』

しんとした教室に響く
甘い声、淫らな水音。
頭がぽーっとして
カラダの芯がじんと疼き
耐え切れずにしがみ付き名前を呼ぶ。

 『れ・・ぉん・・』

じゎりと涙が目尻に浮かび、
ぅっすらと目を開く。
目の前に見えるものは
長い睫毛、スッと通った鼻筋
口付けの角度を変える度さらさらとなびく
少し長めの前髪。

ぁぁ、ゃっぱりかっこぃぃ

なんて再確認させられてしまぅくらぃの
端正な顔立ち。
ぃつのまにかキスょりそっちに集中してしまったらしく目の前の零音がぱっと目を開いた。

『ぁ・・・(汗』
「・・・てめぇ、この俺様がキスしてゃってんのに上の空とは・・・ぃぃ度胸だな??」

口の端だけを持ち上げ里澄は笑う。
でも目が笑ってない。

『怖ぃですョ??零音サン??(汗』
「サンじゃねぇだろ??零音様。だろ??』
『はぃ。すぃません。零音サ・・っん?!』

喋り掛けた口を塞がれ、またも
カラダが疼くようなキスをされる。
カラダの上をするすると這っていく手。

自然に甘い声がもれる。

刺激を与えられ敏感になった所を
確実に攻めてくる。

甘い波が押し寄せてくる中

アタシは意識を手放した。