――――・・・
目が覚めたのは、夕日がオレンジ色に染まった、夕方だった。



……太郎ちゃんと話してて、寝ちゃったんだ……。


もうちょっと話しとけば良かったな……



そう思いながら、起きようとした。


……でも起きられない……?

なんか、お腹の辺が重い……



変だな、と思い、見てみると……







えっ……!?









そこにあったのは太郎ちゃんの頭だった。



すーすー…




ね…寝てる…?



「んん…っ…」



太郎ちゃんが目を覚ました。


「ゆい…!目、覚めたんだね…良かった…」



…もしかして…


ずっと、ついててくれたの?





「た…太郎ちゃん…わたし起きられない…///」


「あ…っ///ごめん!!」


すばやく頭をどける。



だめだ…


このままじゃやっぱだめだ……


太郎ちゃんを避けなきゃ…

太郎ちゃんに嫌われなきゃ―……